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セキュリティとは

ますます多様化、凶悪化する犯罪

これまで、日本は警察による治安維持が諸外国に比べ相対的に高水準にあることや、島国であるので長きに亘り単一民族での同一文化が育成され、国民固有の倫理観が維持されてきたこと、更に国民の生活水準が高く貧富の差が相対的に小さいこと等の理由で、セキュリティを意識しなくても安全で平和な生活や組織活動ができる環境にありました。

しかし、今日では、平和社会に浸ってきた日本民族が熟成してきた、諸外国よりはるかに犯罪を行いやすい生活・組織活動上に、外国のプロ集団により新手の手口の犯罪が持ち込まれ、犯罪の国際化、すなわち多様化、凶悪化、及び組織化を急速にもたらしています。

更に、社会・経済情勢の急速な変化と技術の革新的進歩がネットワーク犯罪、海賊版犯罪、誹謗・中傷の流布による信用失墜などの不法侵入なしの犯罪を急増させています。
同時に、近年では特に、家庭環境や社会との適応能力が不足した未成年者の極めて残忍な凶悪犯罪や、犯罪という意識が全くないゲーム感覚での誘拐・殺人など、それらの犯罪は凶悪化を極めるに至っており、今後益々増加傾向にあるのが現状です。

セキュリティの定義と対象

社会環境や経済情勢の変化に伴いセキュリティの概念も変化してきました。
セキュリティの定義は、これまでのように単に「犯罪行為から守る」という狭義のものから、リスクの多様化・複雑化に応じ、「阻害想定リスクに対して総合的に対策をし、生活や組織活動の安全で平和な継続を確保すること」という広義の意味で定義されています。

阻害想定リスクには、大別すると、自然災害(地震・台風・洪水・落雷等)と人的災害(事故・犯罪行為・テロリズム・疫病・国際化等)に分かれます。

これらのリスクが、生活や組織活動の安全で平和な継続を阻害する要因であり、いわゆる「ひと」、「かね」(金銭、有価証券等)、「もの」(貴重品、施設・システム、設備、原料・製品・商品等)に加え、プライバシーを含む財産的価値のある情報、更に社会的・営業的信用と権利など有形・無形を問わず、喪失、取得不能、失墜または維持困難をもたらします。

セキュリティ対策には広義の意味でこれら全てを網羅したものが必要となってきているのです。

お客様の強い意志が最大限のセキュリティ効果を生み出す!

セキュリティという概念は、あらゆる分野に不可欠であり今後益々重要視されると思われますが、具体的なセキュリティ対策では、個別事情によりまた優先順位により、その種類は千差万別です。

例えば、セキュリティ対策の中で建物などの物理的な形のある財物の防犯対策を考えた場合、最も重要な要素は、「防犯環境設計」にあります。

建物等の物理的環境の設計に際し防犯性の高い環境を生み出し、その利用や管理などから防犯的になることで犯罪発生を防止しようとする設計手法であり、対象物そのものの防御力を強化する直接的手法と、防犯的に守りやすい空間を作る間接的手法で構成されます。

直接的手法は、防犯上のバリヤ(物理的防御と防犯設備)の構築を重視し、防犯対象への犯人の接近を制約し犯行を困難にしようとするもので、一方間接的手法は、建物近隣の領域性(見通し)の意識を高める工夫を凝らし、建物の配置や植栽などの工夫によって周辺環境を見守る目が自然と多くなるようにすることで、犯行の企図や機会を減らそうとするものです。

つまり、直接的には「対象物の強化」「接近の防御」、間接的には「監視性の確保」と「領域性の確保」を、施設の特性を考慮して適切に組み合わせるものであり、この環境設計が極めて重要です。
その環境設計は、通常は後述する「防犯設備士」という専門家が行います。しかし、それ以上に大切なことは、本当に信頼できる専門家(専門業者)を選び、そして専門家任せにするのではなく、お客様ご自身が、置かれた環境やそれに伴う想定リスクを十分に認識した上で、最適で万全のセキュリティシステムを自ら創り上げていくという強い意志を持つことなのです。

そうすることが、必ずご納得できるセキュリティ対策となり、その効果が最大限に発揮される唯一の方法であると確信しています。

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