

犯罪傾向

マンション・アパートなどの集合住宅は一戸建てに次いで侵入窃盗による被害が多く、19.6%も占め、中でも高層階での被害が増加傾向にあります。
侵入口は窓や表出入口が大半で、侵入手段としては、ガラス破りの他、施錠開け、いわゆる「ピッキング」や「サムターン回し」によるものが多いというのが実態です。しかし、カギのかけ忘れや、換気などの為の窓の開けっ放しなど、無施錠による被害が、実に約40%にも及んでいることは特筆すべきことです。
共用玄関がオートロックシステムであるという安心感から、特に高層階ではベランダの窓のカギのかけ忘れによるものや、また不在が確かめやすい一人暮らしのワンルームマンションでの被害が拡大しています。
そのほか、宅配業者などを装ったり、あるいは共連れによってマンションに侵入するなど、その手口も巧妙さを増し、また外国人窃盗団による犯罪は益々大胆かつ凶暴化・組織化していますので、マンション・アパートのセキュリティは非常に重要です。
さらに、最近では、不審火などによる火災事故も増えていますので、防火についても合わせて万全な対策をされることをおすすめ致します。

防犯対策
マンションでは、一般的に共用玄関やエレベーター内の監視に集中した対策が行われる場合が多いですが、これだけでは不十分です。
侵入者は、あらかじめ十分な下見をしていますので、あらゆる侵入手段を考え人目につかないところから容易に侵入してきます。
一般的には考えもつかない場所から侵入されるケースが多く、とくに1階、2階に面しているあらゆる場所を中心に警戒し、対策をしておく必要があります。

建物の構造、共用部・入居者専用部、通路、ベランダ、さらに周囲の環境など、領域ごとにさまざま対策方法を組み合わせて、侵入経路を遮断することが重要です。
外部からの侵入を瞬時に検知し威嚇する各種センサや、設置場所に応じてさまざまな機能を発揮する防犯カメラ(監視カメラ)システムなどのほか、防火対策を含めてしっかりしたセキュリティ対策を行うことが非常に大切です。
特にマンションでの防犯カメラは、自動車・バイク、郵便物等の盗難、痴漢行為などの犯罪を抑止する機能を発揮します。
防火対策については、一般の火災警報器の機能や効果を疑問視される声もありますので、当社では、お客様のご要望やご事情に応じて防火対策を強化するため、防火システムと防犯システムとを連動させたトータルシステム設計をしていますので、きっとご安心いただけると思います。
被害に遭われてからでは手遅れですので、一日でも早く安心できる防犯対策をご検討されることをおすすめ致します。

防犯対策上の重要なポイントを踏まえて、最も防犯効果の高いマンション・アパートなどの集合住宅向けのセキュリティシステム例をご紹介いたします。
これらのシステムは、施設の規模や間取り、警戒目的、周辺環境、ライフスタイルなど、お客様のご事情やご予算によって、さまざ
まな組合せができる完全オーダーメイドシステムです。お客様に最適なセキュリティ・プランをご提案致
しますので、お気軽にご相談ください。




