

犯罪傾向

学校(特に小学校)や幼稚園・保育園あるいは学習塾という教育施設における最近の犯罪傾向は、従来の窃盗などに加えて、殺人、強盗、放火、誘拐などの凶悪犯罪が増えてきているということです。
社会や経済の急激な変化にともない、適応能力が不十分な変質者などによる犯罪の凶暴化・多様化・低年齢化はますます深刻な社会問題になっています。
また、窃盗についても、盗まれるものはないと安心している防犯意識の低さや無防備さが大きな被害をもたらしています。
最近では、施設の設備や授業内容の高度化・多様化に伴い、パソコンなどの様々な高性能電子機器や精密な試験機器・工作機械が使用されることが多く、そのほかにも楽器や薬品類など、現金以外にも高価で容易に換金できる、あるいは犯罪に利用できるものが多くあるため、ますます犯罪者に狙われやすい環境になっています。
特にパソコンには、個人データや試験データなど重要な情報が入っていることが多く、盗難により漏洩されれば非常に大きな問題となります。
このような犯罪傾向ですので、学校・幼稚園・保育園・学習塾などのセキュリティは非常に重要です。
防犯対策
防犯対策上でまず大切なことは、職員や関係者の方の防犯意識を徹底することです。
不審者や犯罪者は、児童の父兄や納入業者、工事関係者などを装い、まったく不審に思われず容易に敷地内へ侵入することができます。このような危険な環境の中に多くの児童がいるという危機認識を一層強くすることが大変重要です。
すでに危機管理体制の強化や安全マニュアルなどにより犯罪への対処法は周知徹底されている場合が多いと思いますが、特に変質者の衝動的、突発的な行動には予想もつかないことが起こり得ますので、実際に訓練や体験をしてしっかり対処法を体得することがいざという時に効果を発揮します。

システム面の対策としては、不審者を敷地内へ侵入させない、あるいは侵入しても瞬時に確認できる警戒網を設定することが重要で、さらに、優れた機能をもつ防犯カメラ(監視カメラ)により校内や園内の状況を常時監視し、映像を録画することができる遠隔監視システムが大変有効です。
学校や幼稚園・保育園において、防犯カメラは犯罪抑止効果を発揮しますので、欠かすことのできない必須アイテムです。
また、特に窃盗犯罪が多い夜間では、窓やドアからの校舎内への侵入を検知したり、周辺温度と侵入者の体温差により異常を検知する各種センサを設置し、強力な警報音やフラッシュ光により侵入者を威嚇し退散させます。さらには、地域との連携により、通学路にも緊急通報装置や防犯監視カメラを設置するなど、あらゆる事態を想定した総合的な防犯対策が必要です。
被害に遭われてからでは手遅れです。特に凶暴な犯罪は、生命の危険のみならず、将来にわたり精神的な苦痛を伴う場合が多いですので、一日でも早くしっかりした防犯対策を講じられることが重要です。

防犯対策上の重要なポイントを踏まえて、最も防犯効果の高い学校・幼稚園・保育園・学習塾など教育施設向けのセキュリティシステム例をご紹介いたします。
これらのシステムは、施設の規模や間取り
、警戒目的、周辺環境、ライフスタイルなど、お客様のご事情やご予算によって、さまざまな組合せができる完全オーダーメイドシステムです。お
客様に最適なセキュリティ・プランをご提案致しますので、お気軽にご相談ください。




