住宅の場合、昔であれば泥棒に入られるのはいわゆる豪邸が多かったのですが、現在では、防犯意識の薄い一般住宅への侵入窃盗が増加しています。誰でもどこでも狙われる時代だということをしっかり認識しておくことが重要です。
また、泥棒が盗むものは、現金、キャッシュカード、貴金属などの金品だけでなく、パソコン、カメラなどの家電製品、バッグ、化粧品、衣類など幅広いのが実態です。
問題は、泥棒は狙った家に金品がないということがわかるのは、実際侵入して盗みを行ったときである為、仮に盗むものがなければ、腹いせに放火などをされることも十分にあり得るということです。
是非、後悔しないように適切な防犯・防火対策をされることをおすすめ致します。
泥棒はプロです。入念に下見をしていますので、通常の戸締りでれば数分でカギを開けてしまうことぐらい簡単なことです。また、お風呂場やトイレなど窓を閉め忘れたりしていませんか?そんな小さな窓からでも侵入してきますので、油断は禁物です。
まずは、補助錠や防犯ガラスの取付けなど、少しでも侵入に時間をかけさせ、犯行をあきらめさせるような対策をおすすめ致します。
警察庁の統計データによりますと、「忍び込み」や「居空き」といった在宅中の侵入窃盗の件数は25%以上にも及びます。
在宅中は、油断して窓を開けっ放しにしたりすることも多く、そのような隙が狙われます。さらに万が一、極度の緊張状態にある泥棒と鉢合わせになった場合は、命に危険が及ぶ可能性がある為、在宅時の防犯対策は特に重要です。
泥棒もプロですので、そのような安心した意識の裏をかいて狙ってきます。実際、家に現金などの金品をおいているかそうでないかは、豪邸であるかないかとは関係ありません。あくまでも、いかに安全に盗みを実行できるかということが一番のポイントになるのです。
高層階に住んでいるという安心感から、外出のときに窓を閉め忘れたり、開けっ放しで寝たりしていることはありませんか?泥棒からすれば、高層階ほど人目につかないですので、安全に盗みができてしまいます。また、オートロックももちろん防犯効果はありますが、住人になりすましてマンション内に容易に侵入することもできるということを認識しておかなければなりません。
危険が及ぶのは金品などの大切な財産だけではありません。犯行中の泥棒と鉢合わせになったときのことを想像してみて下さい。極度の緊張状態にある泥棒が何をしでかすか、命が危険にさらされる可能性が極めて高いのです。 また、盗むものがなければ、いわゆる居直りをして、腹いせに放火をする泥棒もいますので、取り返しのつかな事態になる前に防犯対策をすることが本当に大事です。
番犬がいると泥棒も犯行をあきらめることがあり防犯効果はありますが、番犬が寝ていて泥棒に気付かなかったり、また慎重な泥棒は餌付けをして手なずける場合もあります。やはり、いつでも都合よく番犬としての効果が発揮されないこともあることを前提として防犯対策を考えておく必要があります。
住宅への侵入窃盗の発生件数は、確かに大都市圏で多いですが、世帯数当たりの発生率はむしろ地方圏の方が多いのが実態です。泥棒なんか入るはずもないし、盗まれるものもないなどと安心して、カギをしないまま外出したり、夜でも窓を開け放しで寝たりという場合が結構多い為、最近では地方での犯罪が増えています。先祖から代々受け継いできた骨董品や美術品などが盗まれることも多く、全く安心はできません。
そもそも一般的な金庫の多くは耐火目的で設計されていますので、セキュリティ金庫のように防犯機能もついているかどうかが重要です。
金庫があるから安心と言っても、防犯機能なければ盗まれますし、最近では金庫ごと盗まれることも多いので、できれば金庫を床などにアンカーなどでしっかり固定しておくことをおすすめ致します。
警備員が常に家のまわりを巡回してくれているのであれば安心ですが、実際には、異常を確認して警備員が駆けつけてきたときには、泥棒はすでに逃げてしまった後となってしまう場合も多いようです。 警備員が都合よくすぐに駆け付けてくれれば被害を防ぎ泥棒を捕まえることもできるかもしれませんが、あくまで時間との勝負です。その点は十分に認識しておく必要があります。まずは泥棒を侵入させないことが最も効果的な防犯対策です!!